ハイヒールを避ける
外反母趾
外反母趾は早期から対処しましょう
足の親指のつけ根が外側に向かって飛び出してしまっている状態を「外反母趾」と呼びます。
外反母趾は変形が生じているものの、軽度であるとその他の症状が現れにくいです。
そのため、放置してしまっている方も多いのではないでしょうか。
しかし、外反母趾を放置していると変形が進行し、靴ずれによる痛みだけではなく、
歩行にも影響を及ぼすようになってしまいます。
悪化するほど改善にも時間がかかってしまうため、早期から対処することが大切です。
外反母趾へ適切な対処・予防をするために、外反母趾の原因や特徴について知っていきましょう。
目次
contents
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こんなお悩みありませんか?
trouble
こんなお悩みありませんか?
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外反母趾とは?症状・特徴について
symptoms
外反母趾とは?症状・特徴について
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「外反母趾」は女性に生じることが多く、比較的に身近な足のトラブルの一種です。
外反母趾は日常の習慣が影響して発生します。
外反母趾の特徴や原因についてみていきましょう。
外反母趾の症状・特徴
まずは、外反母趾の特徴や症状についてご紹介します。
外反母趾とは
外反母趾は、足の親指に発生する変形です。
親指のつけ根の関節が外側へ突き出し、「く」の字のような形になります。
この変形により、親指は隣の指側に向かって倒れてしまいます。
外反母趾は見た目だけの問題ではなく、さまざまな不調症状を引き起こします。
外反母趾の症状
擦れによる炎症
外反母趾による変形で関節が外側へ突出すると、靴下や靴を履いた時に突出部分が擦れてしまいます。
そうすると、炎症が起こって痛みや腫れが生じます。
関節の脱臼
外反母趾は進行すると、変形が悪化します。
親指が隣の指に倒れこむことでつけ根の関節が脱臼するようなこともあります。
胼胝(べんち)の形成
胼胝とは、タコのことを指します。
外反母趾が生じると、足裏の負荷バランスが崩れてしまいます。
そうすると、過剰な負荷がかかっている足裏の皮膚が硬くなり、胼胝が形成されます。
胼胝は痛みをともなうことがあります。
バニオンの発生
バニオンは、滑液包という液体で満たされた袋状の腫れを指します。
外反母趾が進行すると発生し、痛みや腫れをともないます。
外反母趾の原因
Cause
外反母趾の原因
Cause
次に挙げる要因があわさることで、外反母趾が発生すると考えられています。
内的要因
内的要因とは、患者様ご自身による原因です。
肥満
体重が増加すると、体重を支える足には大きな負担がかかります。
足の親指のつけ根にも過剰な負荷がかかるようになり、外反母趾が発生します。
扁平足
扁平足は、足裏のアーチ構造が崩れて土踏まずが失われている状態です。
扁平足になると地面の衝撃が吸収されなくなり、足に過剰な負担がかかるようになります。
歩き方のくせなども加わり、親指への過剰な負荷が外反母趾を形成します。
筋力の低下
足の筋力が低下すると、足にかかる負荷が増加して外反母趾を発症しやすくなります。
外的要因
外的要因とは、周囲の環境による原因です。
足に負担がかかる靴を履く
足に負担のかかる靴を履くことで外反母趾を引き起こす原因になってしまいます。
とくにハイヒールは、身体の重みを前足で支えることになるので大きな負荷がかかります。
足先も狭いので指が広げられず、親指が隣の指側へ曲がった状態で負荷がかかり続くことで、外反母趾を形成します。
また、つま先のとがった靴や、サイズのあわない靴も外反母趾を引き起こします。
関節リウマチの合併症
関節リウマチとは、免疫異常で関節に炎症が起こる病気です。
関節リウマチはどの関節にでも症状が起こるため、足の関節に発症すると外反母趾を引き起こすことがあります。
外反母趾の類似症状
similar symptoms
外反母趾の類似症状
similar symptoms
類似症状の例
関節リウマチ
関節リウマチは、免疫の異常で自己の組織を攻撃してしまう病気です。
足の指に炎症が生じることで、関節の腫れや変形につながる場合があります。
痛風
尿酸が蓄積して起こる関節の炎症のことを「痛風」といいます。
外反母趾と同様、足の親指に痛みをともないやすくなっています。
関節リウマチ、痛風はともに医療機関での治療が有効とされています。
原因のよく分からない母趾の痛みが起きた際は、一度医療機関で原因を確認してみましょう。
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外反母趾の対処法
APPROACH
外反母趾の対処法
APPROACH
外反母趾は軽度のときから対処すると、早期改善が期待できます。
あまり症状が出ていないという理由で放置せず、早期対処を心がけましょう。
また、日頃から予防を心がけることで外反母趾の再発を防ぐことができます。
普段の生活で、ハイヒールやパンプスはなるべく履かないようにしましょう。
先が細くなった靴を履いていると、親指が圧迫されるため外反母趾を進行させる可能性があります。
足裏のセルフマッサージ
足裏の柔軟性を高めることで指の変形の防止が期待できます。
ボール状のもの(ゴルフボール、テニスボールなど)を床に置きます。
足の裏でボールを転がすようにして、土踏まずや指の間の筋肉をほぐしていきましょう。
指の間を広げるストレッチ
肥満体型の方や、急激に体重が増えた方は、足に大きな負担がかかっています。
外反母趾への負担を軽減するには、体重を管理することも大切です。
外反母趾の予防法
PREVENTION
外反母趾の予防法
PREVENTION
外反母趾の悪化や再発することを防ぐには、日頃から予防を心がける必要があります。
裸足で過ごす
変形を予防するには、骨格を支える足裏の筋力を鍛えておくことが大切です。
普段の生活で、なるべく裸足で過ごすことにより、足裏の筋肉を正しく使えるようになります。
また、5本指ソックスを履くことでも足の指が自由に使えるため、外反母趾の予防を期待できます。
テーピング
足の甲を一周するようなテーピングで、アーチの補助が行えます。
また、親指が外側を向かないように、引っ張るテーピングの方法もあります。
貼り方がわからない方や、うまく貼れているか自信のない方は、一度接骨院・整骨院にご相談ください。
靴選び
サイズの小さい靴はもちろんのこと、靴の中で足が動いて指に負担をかけるため、大きすぎる靴もよくありません。
しっかりとかかとがホールドされてつま先部分に少し余裕のある靴が理想といわれています。
外反母趾を予防するには、店員ともよく相談して、自分にあった靴を選ぶようにしましょう。
タオルギャザー運動
タオルギャザー運動は、足指からかかとまで足全体を使用する運動です。
足全体の筋力が高まり、外反母趾の予防になります。
タオルギャザー運動
①床に大きめのタオルを置き、タオルの端にかかとだけ外に出るようにして足を置きます。
②指先でタオルを掴み、タオルを引き寄せます。
よくある質問
Q&A
よくある質問
Q&A
外反母趾は自然に改善することもありますか?
外反母趾は自然に改善することが難しいため、当院へご相談ください。
外反母趾が悪化するとどうなりますか?
変形が悪化して親指が隣の指の上に乗ってしまい、手術が必要になるケースもあります。
外反母趾は女性が多いといいますが、男性に発症することもありますか?
筋力の低下や合わない靴の使用により、男性が外反母趾を発症することもあります。
なぜ外反母趾は女性に多いのですか?
筋肉が少ないことや関節が柔らかいこと、ハイヒールを履くことなどが関係しています。
外反母趾は遺伝しますか?
骨格は遺伝するため、親が外反母趾の場合は子どもも外反母趾が起こりやすい可能性があります。
外反母趾の施術は保険適用されますか?
痛みが発生した状況によるため、ご相談の際にお身体の状況と合わせてお尋ねください。
外反母趾で医療機関に通院していますが、接骨院へ切り替えることは可能ですか?
はい、可能です。
担当医に接骨院へ通院する旨を伝えてください。
外反母趾はどれくらいで改善しますか?
変形の状態によって異なります。
変形がひどいほど改善までには時間を要します。
どれくらい変形していると外反母趾といえますか?
20度くらいの変形が目安ですが、少しでも症状があれば早期から対処することが大切です。
外反母趾でインソールを使用したい場合、どのように選べばいいですか?
足の形はお一人ひとり異なるため、適切なインソールも異なります。
まずは当院へご相談ください。