RICE処置
捻挫・打撲
捻挫や打撲を軽視していませんか?
捻挫や打撲は誰にでも起こり得るケガです。
スポーツをしている方だけではなく、日常生活でも発生することがあります。
身近なケガだからこそ、
「すぐに回復するだろう」「放っておいても問題ない」
と軽視されてしまうことも少なくありません。
しかし、捻挫の場合は重傷度が高ければ手術が必要なことがあります。
打撲においても、ひどければ回復までに時間を要しますし、
打撲以外のケガの可能性もあるでしょう。
そのため、捻挫や打撲は軽視せずに適切に対処することが重要です。
捻挫や打撲の症状や原因を知り、
適切に対処や予防ができるようにしておきましょう。
目次
contents
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こんなお悩みありませんか?
trouble
こんなお悩みありませんか?
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捻挫・打撲とは?症状・特徴について
symptoms
捻挫・打撲とは?症状・特徴について
symptoms
捻挫・打撲は身近なケガですが、
特徴や原因について詳しくご存じない方も多いのではないでしょうか。
いつ・誰にでも起こり得るケガだからこそ、症状の特徴を知っておくことが大切です。
また、原因を知ることで予防にもつながります。
捻挫の症状・特徴
捻挫のそれぞれの症状の特徴をみていきましょう。
捻挫とは
捻挫とは、靭帯や腱に生じる損傷です。
損傷状態によって1度~3度に分けられ、それぞれ症状の特徴が異なります。
捻挫の特徴
靭帯の損傷具合によって、1〜3の程度に分類されています。
1度捻挫
靭帯や腱が部分的に伸びてしまっている状態、もしくはわずかな断裂が起こっている状態です。
患部を押すと痛み、腫れをともなうことがあります。
軽症なので、数日~2週間ほどで回復します。
2度捻挫
靭帯や腱に部分的な断裂が起こっている状態です。
1度よりも強い痛みや内出血、腫れが生じます。
痛みがあるものの動かせることもありますが、動かせないケースもあります。
3度捻挫
靭帯や腱が断裂している状態です。
激しい痛みや腫れをともない、動かすことができなくなります。
関節が不安定になり、ひどい場合には外科手術が必要になります。
打撲の症状・特徴
打撲の症状の特徴をみていきましょう。
打撲とは
打撲は「打ち身」とも呼ばれています。
皮膚や、皮膚科の筋肉・脂肪・血管などの軟部組織が損傷を受け、炎症や出血が起こっている状態です。
炎症により、患部には鈍痛や圧痛が生じます。
腫れや熱感をともなうこともあり、腫れがひどい場合は運動制限が生じることもあります。
また、出血が生じていれば、皮膚が変色する「内出血」が発生します。
打撲は軽視されることも多いですが、打撲以外のケガの可能性もあるため、医療機関や接骨院へ相談することも大切です。
捻挫・打撲の原因
Cause
捻挫・打撲の原因
Cause
捻挫や打撲が生じる原因や、
発生時の具体的なシチュエーションについてご紹介します。
捻挫の原因
捻挫は、関節に外力が加わった際に、不自然な関節運動が生じることで発生します。
スポーツ中の転倒や衝突で発生するだけではなく、日常生活における転倒などでも起こり得ます。
捻挫が起こる具体的な例として、次のようなシチュエーションが挙げられます。
・段差で踏み外し、足首をくじいた
・ジャンプの着地で失敗し、足首を強くひねった
・転倒した際に手を強くついてしまい、手首を痛めた
・スポーツ中に他の選手と接触し、身体を強打した
上記の場合は、一度の大きな外力が原因で発生しています。
しかし、捻挫は繰り返し同じ関節に負荷が加わることで発生するケースもあります。
・スポーツの練習量が多すぎたせいで手首を痛めた
・過度のトレーニングで足首を痛めた
上記のようなケースでは、徐々に捻挫が生じる「亜急性捻挫」として扱われます。
打撲の原因
打撲は、身体を部分的に強く打ちつけることで発生します。
コンタクトスポーツや交通事故でも起こりやすいケガですが、日常生活の中でも発生しやすいケガです。
打撲が起こる具体的な例として、次のようなシチュエーションが挙げられます。
・スポーツ中に相手選手の膝が太ももに強くぶつかった
・バランスを崩して転倒し、肘や手首を地面に強く打ちつけた
・よそ見して歩いていて、家具に腰をぶつけた
・重い段ボールを足の上に落とした
・歩行中に自転車と衝突し、転倒して肘や膝を地面にぶつけた
捻挫・打撲の類似症状
SIMILAR SYMPTOMS
捻挫・打撲の類似症状
SIMILAR SYMPTOMS
類似症状の例
骨折
捻挫・打撲と思っていたら骨折だったということもあります。
強い痛みや熱感をともなった腫れ、内出血、異常可動性のほか、全身症状として冷や汗や気分が悪くなることがあれば骨折の可能性があります。
自己判断せず早急に医療機関や接骨院で検査をしてください。
症状に対する施術のご案内
recommend
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次の症状が当てはまる方は「接骨メニュー」へ
次の症状が当てはまる方は「鍼灸メニュー」「整体メニュー」へ
捻挫・打撲の対処法
approach
捻挫・打撲の対処法
approach
捻挫・打撲は日常的に起こりやすいケガのため、
正しい対処法を知っておくことが大切です。
受傷直後に適切な対処をすることで、損傷の悪化を防ぐだけではなく、
早期回復が期待できます。
また、日頃から予防を心がけることでケガするリスクが軽減されます。
受傷直後には、「RICE処置」と呼ばれる応急処置を行います。
頭文字に応じた対処法です。
Rest(安静)
受傷部位の腫れや血管、神経の損傷を防ぐことを目的としています。
包帯やテーピングにて固定を行います。
Icing(冷却)
アイスパックや氷のうなどで患部を冷却します。
15~20分冷やして患部の感覚がなくなったら一度はずして、また痛みが出てきたタイミングで再び冷やします。
凍傷を引き起こす可能性もあるため、直接氷を当てるのは控えましょう。
Compression(圧迫)
患部の内出血や腫れを防ぐことが目的です。
テーピングなどで軽く圧迫するように固定を行いましょう。
Elevation(挙上)
患部を心臓より高く上げて血液を心臓に戻すことで、腫れを抑えます。
接骨院へ相談する
接骨院では、急性期のケガに対して物理療法が行われます。
患部が安定するようにテーピングなどで正しく固定し、アイシングなどで対応します。
温める
急性期に安静にしているため、患部周辺の筋肉が硬くなっています。
温めれば血流が促され、筋肉の緊張が和らぎます。
入浴などで患部を温めましょう。
筋力の強化
患部周辺の筋力を高めるための筋力トレーニングを行いましょう。
筋力が高まれば、患部が安定して早期回復や再発予防につながります。
筋力トレーニング方法については、接骨院へご相談ください。
捻挫・打撲の予防法
prevention
捻挫・打撲の予防法
prevention
捻挫・打撲が発生しないように、日頃から予防も心がけましょう。
ウォーミングアップ
ウォーミングアップが不足した状態で運動を開始すれば、筋肉が硬い状態のため転倒などのケガが起こりやすくなります。
運動前にはしっかりとウォーミングアップを行いましょう。
無理な動作を避ける
無理な動作は部分的に大きな負荷をかけ、ケガを招く原因になります。
無理な動作を避け、身体全体で動くようにしてください。
ストレッチ
ストレッチによって筋肉の柔軟性が維持されれば、転倒などケガの原因を予防できます。
身体のバランスも正しく保ちやすくなるため、日頃から全身のストレッチを行いましょう。
十分な休息をとる
疲労が蓄積されれば、ケガが起こりやすくなります。
運動をしたあとは、十分に休息をとることも大切です。
よくある質問
Q&A
よくある質問
Q&A
捻挫は自然に回復しますか?
軽度であれば自然に回復することもありますが、適切に対処しなければ悪化や回復の遅れの原因になってしまいます。
打撲はどのくらいの症状で接骨院へ相談すべきですか?
軽症であれば数日で回復しますが、痛みや腫れが強い場合や、回復が遅い場合にはご相談ください。
捻挫・打撲の施術は保険適用されますか?
痛みが発生した状況によるため、ご相談の際にお身体の状況と合わせてお尋ねください。
膝を強打して大きく腫れた場合、打撲か骨折かどのように判断すればいいですか?
膝は皮膚が多いため、強打によって皮下出血がこぶのように腫れることがあります。
しかし、画像検査しなければ骨折かどうか判断することはむずかしいため、医療機関や接骨院へご相談ください。
捻挫をしたあとは、どれくらいでスポーツに復帰できますか?
受傷状態によって異なります。
無理に復帰すれば再発する可能性があるため、リハビリなども含めて徐々に運動を取り入れていくようにしましょう。
打撲や捻挫が発生したときは、入浴しても問題ありませんか?
受傷直後は温めると炎症が拡大する場合があります。
炎症期はシャワーだけにし、慢性期になってから入浴することをおすすめします。
捻挫で医療機関に通院していても接骨院で施術を受けられますか?
はい、施術可能です。
ただし、同じケガに対して医療機関と同時に接骨院で保険は適用されません。
スポーツをしていないのに打撲や捻挫が起こりやすい場合、どうすればいいですか?
筋力や柔軟性が低下している可能性があるため、日頃からストレッチや運動することを心がけましょう。
打撲も応急処置をすべきですか?
応急処置をすれば、腫れや内出血を抑制して早期回復が期待できます。
捻挫や打撲をしているときにマッサージをしても大丈夫ですか?
急性期にマッサージをして血流が促されれば、悪化する可能性があります。
そのため、マッサージは症状が改善されてくるまでは避けるべきです。