安静・冷やす
膝痛
膝の痛みには早急な対処が必要です
膝は体重を支え、歩く・走る・しゃがむなどさまざまな動作で中心になる部位です。
そのため、膝に痛みがあると日常生活にも影響が出てしまいます。
膝の痛みは「加齢のせいだ」と考える方もいるかもしれませんが、さまざまな原因が隠れています。
日常の習慣が関係していることや病気やケガの可能性もあります。
膝の痛みの原因を知り、原因に応じた対処をすることが大切です。
放っておくと姿勢など全身にも影響するようになるため、早急に対処するようにしましょう。
目次
contents
目次
contents
こんなお悩みありませんか?
TROUBLE
こんなお悩みありませんか?
TROUBLE
膝痛とは?症状・特徴について
SYMPTOMS
膝痛とは?症状・特徴について
SYMPTOMS
膝の痛みの原因は、「病気やケガの場合」と「日常の習慣が関係している場合」にわけられます。
まずは、ご自身の膝の痛みの原因から知ることが大切です。
病気やケガが原因である場合、症状もそれぞれ特徴があります。
膝の症状の特徴や原因についてご紹介します。
膝痛の症状について
膝の構成と役割
構成
膝は、大腿骨・膝蓋骨・脛骨の3つの骨で構成されています。
足のつけ根から膝までの太ももにある骨が「大腿骨」で、人間の骨格でもっとも長い骨といわれています。
膝から足首に伸びる「脛骨」に大腿骨が乗るような形で構成されています。
そして、大腿骨の前面に「膝蓋骨」が存在し、膝が滑らかに動くように中心となって支えています。
役割
膝は、体重を支えながら、地面からの衝撃を吸収する役割を担っています。
そして、立つ・座る。歩くなど、さまざまな姿勢や動作に関係しており、日常的に膝には大きな負担がかかっています。
膝痛を引き起こす病気やケガ
半月板損傷
大腿骨と脛骨の間には、半月板という軟骨が存在します。
その半月板が損傷すると、膝痛が発生します。
膝を深く曲げる際に痛みが増し、腫れが生じることもあります。
膝をひねる動作で発生しやすく、スポーツをしている方に多いケガです。
関節性リウマチ
自己免疫疾患の1つで、関節に炎症が起こる病気です。
関節であればどの部分にも発症し、膝に生じることもあります。
膝痛や関節の変形が起こり、悪化すると関節の機能が損なわれてしまいます。
変形性膝関節症
膝の軟骨がすり減り、摩擦で痛みが生じる病気です。
経年によるすり減りが原因で生じるため、中高年に発症することが多いです。
初期症状では、足の動かし始めの痛みが特徴です。
膝痛の原因
Cause
膝痛の原因
Cause
膝痛の原因は、日常生活の習慣にあるかもしれません。
膝の痛み、動かしにくさなどがある場合、次のような原因が関係していると考えられます。
オーバーユース
オーバーユースは「使いすぎ」を指します。
日頃から膝を酷使していれば、膝まわりの筋肉や靭帯が疲労して炎症することで膝痛が生じます。
オーバーユースによる膝痛には、次のような障害が挙げられます。
ランナー膝
正式名称を「腸脛靭帯炎」と呼び、ランニングの繰り返しで起こる膝の障害です。
マラソンやバスケットボール、登山など膝に繰り返し負担のかかるスポーツをする方の発症リスクが高いです。
膝の外側に痛みが生じるという特徴があります。
ジャンパー膝
正式名称を「膝蓋腱炎」と呼び、ジャンプや着地、ダッシュやストップなど急激な動作の繰り返しで起こる膝の障害です。
バレーボールやバスケットボール、サッカーなどのスポーツをしている方に発症することが多いです。
膝のお皿の部分に痛みが生じます。
肥満
膝は体重を支える役割があるため、体重が増えるほど膝にかかる負担が大きくなります。
肥満体型の方や、急激に体重が増加した方に発症することが多いです。
関節の柔軟性の低下
膝関節の柔軟性が低下すると、炎症が起こりやすくなります。
加齢にともない関節は柔軟性が低下しやすくなります。
また、若年の方でも運動不足によって関節の柔軟性が低下し、膝痛が生じることもあります。
膝痛の類似症状
SIMILAR SYMPTOMS
膝痛の類似症状
SIMILAR SYMPTOMS
類似症状の例
関節リウマチ
膝の痛みが、関節リウマチから引き起こされている場合があります。
リウマチとは、免疫の異常で自己の組織を攻撃してしまう病気です。
炎症が膝に及ぶと、膝の痛みや腫れ、変形などにつながる場合があります
原因は分かっていませんが、リウマチは中年の女性に多いといわれています。
リウマチによる痛みや腫れを緩和するには、医療機関での治療が必要です。
進行性の病気になるため「両手のこわばり」「発熱」などリウマチの初期症状がみられましたら、早めに医療機関に行くことをおすすめします。
症状に対する施術のご案内
RECOMMEND
症状に対する施術のご案内
RECOMMEND
次の症状が当てはまる方は「接骨メニュー」へ
次の症状が当てはまる方は「鍼灸メニュー」「整体メニュー」へ
膝痛の対処法
APPROACH
膝痛の対処法
APPROACH
膝痛は放置すると、日常生活にも大きく支障をきたすようになってしまいます。
悪化すると歩行も難しくなるケースもあるため、早期から適切に対処することが大切です。
また、膝痛が再発しないように日頃から予防も心がけましょう。
急性の膝痛の場合、患部が炎症を起こしています。
無理に動かすと悪化するため、安静にしましょう。
また、冷やすと炎症が抑制され、痛みの緩和が期待できます。
柔軟性を高める
膝まわりの柔軟性を高めることで、筋緊張が和らいで痛みの緩和につながります。
太ももや股関節など膝以外の部分を柔らかくすることを意識してください。
股関節のストレッチ法
①あぐらをかく姿勢で床に座り、両足の裏を合わせます。
②かかとはできるだけ身体の方へ引き寄せ、姿勢を正します。
③両腕を伸ばして前方の床に手のひらをつけるようにし、身体を前に倒して20秒維持します。
④ゆっくりと上体を戻します。
足まわりのストレッチ法
①仰向けに寝て、両手で一方の足の膝を抱えるように持ちます。
②足を胸の方へ引き寄せ、お尻から太ももが伸びることを意識します。
③反対側の足も同様に行います。
温める
入浴やホットパックなどで膝まわりの筋肉を温めてください。
筋緊張がほぐれ、痛みの緩和が期待できます。
膝痛の予防法
PREVENTION
膝痛の予防法
PREVENTION
膝痛がないという方も、日頃から予防を心がけましょう。
ストレッチ
足まわりの筋肉や関節の柔軟性が高いと、膝にかかる負担が軽減されます。
日頃から足まわりのストレッチをしっかり行うことが大切です。
足まわりのストレッチ法
①床に仰向けに寝て、軽く膝を立てます。
②右足を左足の上に置き、右側に倒します。
③上体は正面を向いたまま、20秒ほど維持します。
④足を入れ換えて反対も同様に行います。
体重管理をする
肥満体形や急激な体重の増加は、膝に大きな負担を与えます。
体重を管理することも膝の予防法のひとつです。
練習量を見直す
スポーツをしている方の場合、膝を酷使すると膝の痛みが生じやすくなります。
過度の練習やトレーニングは避け、適度に休息をとることも大切です。
よくある質問
Q&A
よくある質問
Q&A
膝痛の原因はどうやって判断するといいですか?
激しい痛みと腫れがある場合は急性の炎症が起こっている可能性があります。
しかし、自己判断せずに接骨院や医療機関へご相談ください。
膝の動かしにくさがある場合、無理にでも膝を動かすべきですか?
無理に動かせば悪化することもあるため、膝以外の膝まわりの柔軟性を高めることを意識してください。
膝の痛みは冷やすべきですか?温めるべきですか?
患部に熱感や腫れのある急性の場合は冷やしますが、慢性の痛みは温めてください。
膝の痛みがある場合、サポーターやテーピングをすべきですか?
症状がひどい場合はサポーターやテーピングで膝を安定させますが、慢性痛の場合は動かすことが大切です。
スポーツが原因の場合、再発予防にどんなことをすべきですか?
フォームの見直しや練習量の見直しを行い、膝の酷使を避けるようにします。
膝の痛みが起こるのは中高年だけですか?
若年の方でも運動不足やオーバーユース、病気やケガなどが原因で膝痛が生じることもあります。
膝の痛みと歩き方は関係ありますか?
誤った歩き方をしていると膝にかかる負担は大きくなります。
正しい歩き方を身につけるべきです。
膝まわりを鍛えれば膝痛は起こりませんか?
筋力が高まると負荷が軽減され、膝痛予防になります。
スクワットなどで太ももや膝まわりを鍛えましょう。
膝痛はどれくらいで改善しますか?
原因や症状によって個人差はありますが、予防も含めて定期的な通院をおすすめします。
膝痛で医療機関に通院していますが、接骨院の施術も受けられますか?
はい。
医療機関との併用は問題ありません。