腱鞘炎のおもな原因には、手の使いすぎが考えられています。

特に痛みが出ている時期は、なるべく安静に努めましょう。

また、仕事でどうしても休めない場合は、サポーターを着用することで少しでも患部にかかる負担を軽くしておきましょう。

痛みや熱感がある場合は、炎症が起こっていると考えられます。

この場合には、患部を冷やしてください。

冷やす際には保冷剤などをタオルで巻き、15分ほど冷やします。

冷やしすぎると血流が悪くなるため注意が必要です。

痛みが緩和されてくる時期には、温めます。

温めることで筋緊張がほぐれ、可動域の改善が期待できます。

また、血流が促されて栄養や酸素が損傷箇所へ届き、組織の回復が促されます。

手首が硬くなっていると負荷が過剰にかかりやすくなり、腱鞘炎が起こりやすくなります。

日頃から手首をストレッチして柔軟性を維持しましょう。

手首のストレッチ法

①一方の手を前に伸ばし、もう一方の手で指先を掴みます。

②指先を掴んだ手を手首が反るように外側へ押し、10秒キープします。

③次に、手指が下へ向くように押さえ、10秒キープします。

また、首や肩、肩甲骨は腕から指につながっているため、硬くなっていると手指に影響します。

日頃からストレッチを行い、柔らかくしておきましょう。

首のストレッチ法

①右手で左耳を塞ぐように頭の上側から持ちます。

②右側に傾けて10秒維持します。

③反対側も同様に行います。

肩と肩甲骨のストレッチ

①長めのタオルを準備し、一方の手でタオルの端を握ります。

②頭上からタオルを背中側に下ろすように持ち、もう一方の手で下側のタオルの端を握ります。

③ゆっくりとタオルを引っ張りる動作を繰り返します。

手首や指の使いすぎは、腱鞘炎を引き起こします。

休憩を挟み、手指を休ませることも意識してください。

姿勢が悪いと身体の筋肉バランスが悪くなり、手指に過剰な負荷がかかりやすくなります。

日頃から正しい姿勢を意識しましょう。

天井から糸で引っ張られることを意識すると、姿勢を正しやすくなります。